八ヶ岳南麓高原湧水群を探訪

日本は軟水の名水に恵まれた国。食文化や工芸など日本の歴史の中で大きな役割を果たしてきた-と、最近改めて認識したことから山梨県の名水巡りをすることにした。

「山梨県は天然の水がめです」のキャッチフレーズのようにミネラルウオーター生産量が国内の40%を占めている。

目指したのは山梨県八ヶ岳南麓高原湧水群。権現岳水源林の水や八ヶ岳南麓に降り注ぐ雨水が地下水となり、火山岩を浸透し湧き出している。

最初に道の駅はくしゅう(北杜市白州町)の水汲み場=写真=でごくごくと味わい、近くにある清酒七賢(山梨銘醸株式会社、同白州町)では銘酒と水の試飲。続いて大滝湧水(同小淵沢町)、三分一湧水(さぶいちゆうすい、同長坂町)、吐竜(どりゅう)の滝(同大泉町)と回った。

大滝湧水

大滝湧水は大滝神社境内にあり、年中12℃の清水が日量約22,000tも流れている。三分一湧水は下流の村落に湧水を平等に行き渡るように三方向に流している。いずれも水の量、清浄さともに感動もの!

時間が限られており、女取湧水(めとりゆうすい)には行けず、数十年ぶりのサントリー白州蒸溜所(天然水南アルプス白州工場)も入場制限があり、外観の見学だけだった。

おまけとして、帰路の途中で富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)に立ち寄り富士山の湧水を飲んだ。

全国に約1,300社ある浅間神社の総本社で、境内には富士山の湧水が湧き出す「湧玉池」があるのだ。国の特別天然記念物に指定されており、これまた非常に美味な水を味わうことができた。

げに名水と日本のかかわりの奥深さよ。

八ヶ岳南麓高原湧水群
https://www.flair-water.jp/meisui/2548/

道の駅 はくしゅう
http://www.hokuto-kanko.jp/guide/roadside_station_hakushu

清酒七賢
https://www.sake-shichiken.co.jp/lineup_sake/

サントリー白州蒸溜所
https://www.suntory.co.jp/factory/hakushu/facility/

大滝湧水公園(おおたきゆうすいこうえん)
https://www.hokuto-kanko.jp/guide/ootaki_yusui_spring_water

三分一湧水(さんぶいちゆうすい)
https://www.hokuto-kanko.jp/guide/sanbuichi

吐竜の滝と川俣川渓谷(どりゅうのたきとかわまたがわけいこく)
https://www.hokuto-kanko.jp/guide/doryu-no-taki_waterfall-kawamata-valley

富士山本宮浅間大社
http://fuji-hongu.or.jp/sengen/index.html

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