「信州の知」伝える旧開智学校

旧開智学校校舎

以前から訪れたいと思っていた長野県の上高地、安曇野に出かけることができた。

上高地は予想以上に雄大で、人気の自然景観であることを納得。河童橋から穂高連峰を眺めていると、ふと「5月に富山湾から眺めた立山連峰の裏側になるんだ」と気づいた。これを表裏一体というのかどうか…。北アルプスを知らず、感度の鈍さに嘆くばかりだ。

上高地の後は、白骨温泉、安曇野、松本城と有名どころをまわったのだが、中でも印象的だったのが松本市にある旧開智学校校舎。現校舎は和洋が混ざった建築様式で1876(明治9)年に完成した。

「教育県長野」を象徴するように、デザインだけでなく資金の7割を地元住民が寄付したことや、進取の気風にあふれた教育方針などに「なるほど」と感心するばかり。学校建築として初めての国宝に近く指定されるという。

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