放牧牛の肉4種類を堪能

放牧牛の肉を試食する参加者

「山口型放牧で育てた牛の肉を食べよう!」という試食会に参加した。会場の山口市内の居酒屋は熱気に包まれていた。参加したのは畜産関係者、行政、JA、メディアなど約60人で大盛況となった。

提供された肉は焼き肉用のクラシタ(肩ロース)、カルビ(中バラ)、モモ(内モモ)の3種類に、もつ鍋のホルモンを加えた計4種類。肝心の味はいつもの焼肉とは異なり、柔らかく適度な歯ごたえがあって、さっぱりした感じ。牧場で草を食べているイメージがあるのか、本来の牛肉の味がする。主催者は感想をアンケート調査し、今後の肥育などに生かすという。

試食会の様子は地元のTYSテレビの山口県内ニュースで報じられた。顔を知られたくないのでカメラを避けていたが、しっかり映っているじゃないか…。

試食会を開いたのは昨年11月に設立された株式会社つなぐファーム(平重敦嗣代表取締役)。肉用牛の生産と、その牛肉を使用した飲食店を経営する。投資ファンドの資金を得て設立した6次産業事業体だ。すでに広島市内に1号店の「焼肉 つなぐファーム 隅の浜店」を開設(5月29日)しており、試食会は本格的展開への号砲ともいえる。

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