小浜の焼きサバに再会

焼きサバ 連載「日本の沿岸を歩く」で福井県を取材した。朝ドラ「ちりとてちん」の舞台、小浜を初めて訪れたのは12年前。今回は定番の朽木屋の「浜焼き鯖」を店で、人気の若廣の「焼き鯖すし」を本社工場で入手した。

脂が乗ったサバの加工品の原料はほとんどがノルウェー産だが、地元では刺し身で食べられる養殖サバが事業化されている。現在は高級魚となった日本のサバやサンマだが、子どものころは安価な大衆魚でこれでもか、と食べた。今からすれば贅沢三昧。なくなって分かる自然の恵み…。

取材ルートは敦賀を起点に福井、小浜、越前町、三国(坂井市)を電車、車で移動した。越前海岸の日本海に沈む太陽が美しかった。その場にいた者しか分からない感動。もったいないような気もするが、少し先になる連載に書き込もう。

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