沖縄のサトウキビ畑と戦争の記憶

沖縄のサトウキビ畑グローバルネット「日本の沿岸を歩く」連載の取材が終わった。石垣島訪問から久しぶり、初訪問の沖縄本島は北端の辺戸岬から南の糸満まで漁業&水産をテーマにしてレンタカーの急ぎ旅だった。詳細は連載に書くことにして、今回は土壌流出が問題になっているというサトウキビ栽培も気がかりだった。

あちこちにあるサトウキビ畑はちょうど収穫時期で、刈り取った跡や製糖工場へ送る前のサトウキビが道端に積まれていた。

当然思い出す森山良子の『さとうきび畑』は「鉄の雨」が降り注いだ沖縄戦を歌う。旅の終わりに立ち寄った平和の礎から見える海の青さ、旧海軍司令部壕に残る自決の跡…。今ある緑のサトウキビ畑の光景と戦争の記憶の落差は大きかった。

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