被爆電車、広電651号車を撮影
広島市内を走る路面電車の中に被爆電車があることは知っていたので、思い立って写真を撮ることにした。被爆した広島電鉄651号車と652号車が1号線(広島駅-宇品港)、3号線(広島駅-西広島)、5号線(比治山線)を現役で走っているという。広電に電話で問い合わせると、具体的な時刻は当日になってみないと分からないということで、午前6時過ぎに再度電話して確かめた。
651号が6時30分に紙屋町を出て西に向かうというので待つと、原爆ドームを背景にした相生橋の上で信号停止。さらに逆光の目の前を過ぎ、本川町電停で止まった。
“ヒロシマ復興のシンボル”と言われる被爆電車が、朝のラッシュの日常に溶け込んでいた。原爆投下から74年。朝日を浴びて走る被爆電車をしばし眺めていた。