源氏物語の世界に浸る

源氏物語ミュージアムの牛車

図書館でたまたま手に取った『源氏物語が面白いほどわかる本―日本が誇るラブロマンがマンガより楽しく読める』(出口汪著、2001年)を読んで、京都にある「宇治市源氏物語ミュージアム」を訪ねた。源氏物語の華やかな世界を映像や模型、香りなどを再現している。

登場人物の相関図を見ながら、愛と官能、そしてこの世のはかなさを感じさせていただいた。この館オリジナルのアニメ『浮船』もなかなかよかった。ふと、肝心の部分を教えてくれなかった高校時代の先生の顔を思い出し、うらめしく思った。でもこれは自己責任、「自らの無知」を認めざるを得ない。いいじゃないか、仕方ないじゃないか、人間だもの…。

宇治を訪ねる前に、兵庫県尼崎市にある「近松記念館」にも立ち寄った。

初めて訪れたときは開館時間に間に合わず、近くの広済寺にある近松門左衛門の墓にお参りしただけ。今回はそのリベンジ訪問で、ボランティアガイドの方に分かりやすく説明していただいた。

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