おぼろげな三島由紀夫「潮騒」の記憶

苫小牧から名古屋に向かっていた太平洋フェリー「いしかり」は名古屋港到着前に、伊勢湾口に浮かぶ神島のすぐそばを通り過ぎた。船内放送で説明するように三島由紀夫の小説『潮騒』の舞台として知られる。いつかは訪れたいと思っている島は「恋人の聖地」にも選ばれているという。

小説も読んだし、山口百恵と三浦友和主演の同名映画(1975年公開)も見た。だが、裸の初江(山口)に「その火を飛び越して来い」と言われた裸の新治(三浦)が火を飛び越し、二人が抱き合う場面以外はよく覚えていない。フェリーのデッキから島を眺めながら、はて、ほかの場面を思い出そうと頑張ってみた…。もう一度本を読み直してみよう。

Follow me!