マリーナホップへ送別メッセージ

 広島市西区にある大型ショッピングモール「マリーナホップ」が広島県から借りている土地の契約期間が終了する2025年3月をめどに施設内のすべて営業を終了する予定だという。名前もロゴも洒落た「マリホ」が消え、バスの「マリーナホップ行き」もなくなるのか。

2005年に中四国最大級のアウトレットモールとしてオープン、2012年に現在の運営会社に事業を引き継がれた。「大人も楽しめる水族館」マリホ水族館のオープンやペットと遊べる「ペットモール」など積極的な事業展開をしていたので残念である。賃貸借契約期間終了後の活用策のコンペで敗れたマリホの後には、多目的サーキットと飲食店などを併設した施設ができるという。現在の建物がすべて取り払われるとすれば、もったいないし、費用もかかるだろう。

予想外だった結果の理由を推測すれば、遊園地などのアミューズメント、グルメ、ショップなどそれぞれは魅力的だが、全体としてディープなコンセプトが欠如していたように感じる。営業が終わるまでの市民やメディアの反響が、マリホのこれまでの存在意義を評価することになるだろう。

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