国宝松江城に初入城
これまで周辺からは何度も見ている松江城の中に入った。周囲の樹木が邪魔して外からは見えにくいこともあって「そのうち見る機会があるだろう」と思っていたのだが…。
「百聞は一見に如かず」の通りで、木造の城は歴史の迫力を感じさせる。表面がつるつるになった木の階段、板で覆い、鎹(かすがい)や鉄輪(かなわ)で留めた柱など、大切に管理保存されていることが分かる。
松江城は明治の廃城令で解体、売却される予定だったが、地元の有志によって天守閣だけは買い戻された。江戸時代は旧弊のつまらない時代だったという思いから、日本の美術品や工芸品など貴重な文化財が多く海外へ流出した。これを思えば、奇跡的だったといえよう。
お城ブームの昨今、全国にあった多くの城を想像すれば、改めて江戸時代のすごさに驚く。
国宝 松江城ホームページ
https://www.matsue-castle.jp/